質権設定とは、住宅ローン等の借入金の担保として、火災保険の保険金請求権や返還保険料請求権に対して質権を設定することをいいます。
金融機関等の住宅ローンを貸した方(債権者)は、債権保全策として借りた方(債務者)の建物に抵当権を設定することが通例となっていますが、仮に建物が火災で全焼した場合、抵当権を実行(競売)することができなくなります。
そこで質権を設定することで万が一の場合でも貸した方(債権者)は貸付金を回収できるメリットがあります。
質権設定を行う場合は、契約者・被保険者(保険の対象となる方)・質権者の記名・捺印のある「保険金請求権 質権設定承認請求書」もしくは「保険金請求権 返還保険料請求権 質権設定承認請求書」のご提出が必要です。